とりゅふの森

GCPデータエンジニアとして生きる

【超入門】GCPのNoSQL、Cloud Firestoreを使ってみる

前回の記事で、NoSQLについてご紹介しました。

www.true-fly.com

今日はその中でも、ドキュメント指向データベースである、GCPのCloud Firestoreについてご紹介します!

GCPのNoSQL、Cloud Firestoreを使ってみよう!

GCPにもBigTableやCloudSQL、Cloud Spannerといったデータストアがありますが、Cloud Firestoreは無料枠で検証できます。今日はそのCloud Firestoreを利用開始する方法についてご紹介します。

Cloud Firestoreとは

Cloud Firestoreとは、NoSQLの、ドキュメント指向データベースのクラウドサービスです。データをJSONのようにスキーマレスで格納することができます。

ドキュメント指向データベースのイメージ
ドキュメント指向データベースのイメージ

そもそもCloud Firestoreとは、GoogleのmBaaSである、FirebaseのNoSQLデータベースです。GCPのNoSQLはCloud Datastoreといったプロダクト名でしたが、今はCloud Firestoreとして利用ができます。
今回はGCPの方のCloud FIreStoreについてご紹介します。

cloud.google.com

無料枠についてはこちら

cloud.google.com

Cloud FirestoreをWebUIで使う

まずはGCPコンソール上で使ってみようと思います。

console.cloud.google.com

APIの有効化

初めてアクセスした場合、以下のように、ネイティブモード(Cloud Firestore)か、Datastoreモードどちらを利用するかを聞かれます。今回はネイティブモードで利用します。

ロケーションを問われますので東京を選択します。

以下の画面が表示されれば準備完了です。

コレクションの作成

コレクションとは、RDBでいうテーブルのようなものです。コレクションをまずは作成し、その中にデータを入れていきます。画面上で[コレクションを開始]をクリックします。

まずはコレクションIDを決めます。例に「ポケモン」とあるので、ポケモンにしてみます!

ドキュメントの作成

ドキュメントとはテーブル内のレコードのようなものです。コレクションが「ポケモン」なので、最初のドキュメントとして、「フシギバナ」を追加してみます。IDを名前として、タイプと能力値を入れてみます。フィールドはstringやNumberのような値から、array、mapなども設定できます。

GUIで自在にデータの登録ができる

[保存]をクリックすると、コレクションとドキュメントが画面上に表示されます。 コレクションやドキュメントの追加、ドキュメント内のフィールドの追加や編集すべてGUIでできます。

先程登録した「フシギバナ」ドキュメントとは違うフィールド構成のドキュメントも追加できます。

ドキュメント内にコレクションを作成し、そのコレクションの中にドキュメントを追加することもできます。JSONのようにスキーマレスで、ネストもやりたい放題です!

まとめ

以上、簡単ではありますが、GCPのCloud Firestoreを初めて使う方向けに、GUIでの操作例についてご紹介しました。

ご覧のように、簡単にデータをJSON形式で登録することができるのが、Cloud Firestoreの特徴です。

GUIでデータの登録の方法がわかったので、

次回はプログラム上でFirestoreへアクセスし、データの出し入れについて検証していこうと思います。

Firebaseをご利用の方でFirestoreについて紹介している記事は多く見かけましたが、GCPでCloud Firestoreについて紹介している記事はあまり多くは見ないので、是非本ブログを通して知っていただけると幸いです!